premium『フェラーリを原価で手に入れる方法編❽』板金 車両保険修理 廃車(^▽^)

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第8章:一般修理と保険修理のちがい

板金屋さんに修理依頼をすると「保険で直しますか?」と聞かれます。
これは車両保険で直す場合と自費で直す場合とは金額が違うからです。

たとえばドアの凹みを修理する場合、本当は板金で安く直せるのに保険を使うとなると丸々交換してしまいます。


つまり板金屋さんにとっては「車両保険を使う」ことで利益を大きく取れる訳です。

一般修理

板金屋さんが一般修理で値段を決める場合は長年の経験から、「だいたいこんなもんだろう」と決めているのがほとんどです。
クルマ屋さん経由の際は、それにいくらか上乗せして自分のお客さんに請求するわけです。

保険修理

自身に過失がない事故の保険修理では、修理内容の見積り金額が保険屋さんから支払われる訳ですが、過失割合を板金屋さんが知った時に欲を出して高い金額を請求しようとします。

保険を使った場合には、修理の事故見積もりはその計算方法からかなり高い金額が算出されます。
その金額は割引されることなく、満額が本人かクルマ屋や板金屋のいづれかに入ります。

割引されない訳ですから、修理費用が大きくなるほどにその金額が一般修理とかけ離れたものになります。

おわかりの通り、今まで自分が事故を受けて保険で直す場合はどうせ保険を使うのだから、できるだけ完璧に直してもらおうと思うのと同じです。
ついでに過去の傷まで直してもらっちゃおうと思うのが人情です??

板金屋さんはこの保険修理のおかげで儲けているのです。
保険修理が入ってくれば、うっしっし!なわけですね。

くるま屋さんが真ん中に入った場合は、そんな美味しい保険修理を板金屋さんだけに独り占めされてはもったいないと考えます。
ですので、保険修理を板金屋さん任せにせず、車屋としてのマージンを確保します。


①事故に関する手続きをくるま屋が受け持ち、板金屋には一般修理として持ち込む
②一般修理で持ち込んだ見積もりは先に聞いておいて後で保険修理をすると伝える
③その後に保険屋との段取りは板金屋に任せる
④あらかじめ保険屋からの取り分を板金屋と決めておく

修理の見積りは、板金屋さんが保険屋さんに交渉して高い値段をつけさせようとする場合と、保険屋さんがクルマを見に来て値段を決める場合とあります。

まずは一般修理で板金屋さんに見積もりを出させて、その後にクルマ屋さんが保険屋さんを呼んで保険屋の見積もりの方が高ければそのまま差額をもらうようになります。

板金屋さんの方の一般修理見積りの方が高ければ、上記☄の方法でクルマ屋さんは動きます。
一般の方は日頃の板金屋さんとのお付き合いはなかなかないかもしてません。

もし板金屋さんと関係があれば、自己車両でも板金が必要な際には「クルマ屋さんの手順」に成り代わって修理代を浮かせるのも手かもしれませんね。

保険修理の流れ

保険修理は、次のような流れで処理されます。

①保険屋との相談
②見積り
③見積り金額の了承
④修理
⑤免責証書の返送
⑥入金

板金屋にすべて任してしまう

事故修理の際は板金屋さんを決めたら保険屋さんから連絡が来た時に、「車は○○板金で修理します」と言えば何もしなくても板金屋と保険屋ですべてやってくれます。

但し、⑤の免責証書は車の持ち主本人が作成します。

自分で見積り・交渉を行い修理のみ板金屋さんで行う

修理代が10万円くらいですと「写真見積り」という方法で、写真3枚程度と見積書、車検証コピーを送付すれば、実車の確認は不要で保険屋さんがチェックして了承すれば、④修理、⑤免責証明送付、⑥入金と進みます。

保険屋さんに来てもらい見積りだけ作ってもらう

この方法が一番楽で差額がキャッシュになります。
修理代が安い場合は写真見積りとなりますが、金額がある程度張るような修理の際は、保険屋は車のあるところまで出向いてきて見積りを作ってくれます

あとはその範囲内で、④修理、⑤免責証明送付、⑥入金してもらえればOKです。
ただし保険屋さんと必ず立ち会いをする必要があります。

【修理屋】

(1)修理屋の種類
①ディーラー
故障箇所を特定する場合にまずコンピュータ診断にかけるというのが一般的です。

最近の車はほとんどコンピューター制御ですので、ABSやエアバッグ等の警告灯は専門のアナライザー(コンピュータ)じゃないと、原因が特定できません。

アナライザーはディーラーにしか供給されないのでそれが強みです。
ただディーラー系はほとんどがパーツのアセンブリ交換という修理の仕方で、パーツ自体を分解して修理するような事はありません。

これについては他の修理屋も同じで、出来るだけ工数をかけずに楽をして儲ける為に、最近ではそこまで細かく修理をしてくれるところは少ないです。
なかにはバリバリの職人肌の方もおられますが。

②専業店・兼業店
専業店は修理のみを行っている民間工場で、認定工場や指定工場という陸運局から許可を受けているものです。
兼業店は車の販売がおもで修理もやります、といった販売と修理を兼業している修理屋です。
これらは得意分野や技術力がまちまちで、依頼する前の確認が必要ですね。

(2)修理屋さん選び

ディーラー以外の修理屋さんであれば選ぶ決め手は、板金屋同様に人柄や値段、技術力といったところになります。
くるま好きとして一生趣味のくるまに乗っていくのなら、親身に相談ができてなるべく安価に受けてもらえる修理屋さんをお抱えしておくことが大事ですね。

①修理の工賃
工賃は「人件費」のことです。
修理の種類毎に、工数0.2Hというように時間が決まっています。
この1時間あたりの基本工賃が修理屋によってバラバラです。
なんとディーラーによってもちがいます。

部品代などはある程度決まってますので工賃で修理費が安いか高いかの差がでます。
逆に修理屋さんも初見のお客さんなら、その後の付き合いがあるかどうかを見たりしていますね。

【パーツ屋

もし古物商免許を取っているのでしたら立派な業者ですので、いろいろなパーツも安く手に入れられます。
パーツはネットで簡単に取り寄せができる会社が多いので、古物商免許と屋号をその会社に登録しておけばいつでもパーツが注文できます。

パーツ屋探し
パーツ屋さんを探すには、ガソリンスタンドや板金屋、修理屋等に紹介してもらうことです。
業者として「これから自分で修理もするので、そちらで契約してるパーツ屋を教えて」といえば、連絡先や担当営業を教えてくれます。

エアロやアルミ等の外品パーツですが、これはそのメーカ-に直接電話を入れて、交渉するしかありません。
安く入るかどうかはそのメーカーしだいです。

ただ最近はくるま業界もネットが前提になりましたので、「卸販売店」が小売りもやりだしています。Yahoo!ショッピングや楽天市場などでは、卸販売会社が直接卸値で販売しており、業者でなくても安くパーツが買えるようになりました。

消耗品のベルト類やブレーキパッド、ドライブシャフトブーツなどもヤフオクで安く出品されており、いちいちパーツ屋と契約交渉するよりも安くて簡単に手に入る時代になりました。

希望のパーツが出品されていなくてもヤフオク出品者に直接問い合わせをすれば、型式等を聞いて発送してくれたりします
自分で交換するか取付や交換だけ修理屋でやってもらうのも安く済ます1つの手ですね。

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